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2016年05月16日

地震動の擦痕・・・そして南海トラフ地震を想う

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熊本地震発生からから1ヶ月、連日被害状況が報道されていて、沼津市民のらっかせいはいずれ来る南海トラフ地震をシミュレートしながら視ている。南海トラフ地震は今回の熊本地震より規模(マグニチュード)も大きく、揺れに加えて津波と浜岡原子力発電所の放射能漏れの被害も恐らくあるだろうから、それはとんでもない状況になると思われる。

熊本地震は南海トラフ地震の前兆ではないかと巷で言われているそうで、当ブログにも「南海トラフ地震」のキーワードで検索した結果訪れる人が多くなっている。当然、無関係ではないだろうけど、だからと言って今後1、2年の内に南海トラフ地震が起こるとは思えない。ちょっと早過ぎるのだ。



地震と言えば伊豆半島にはこんなものがある。

【地震動の擦痕(さっこん)】

伊豆の国市南江間という所にあり、大抵の地図にも出ている。
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「擦痕」・・・擦り傷の痕・・・
文字だけ読んでも何物なのか想像が出来ないので現地に行ってみたくなるのだ。
行ってみると小さな建屋がある。
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石板と「伊豆半島ジオパーク」の解説看板もある。
中に入っている物の全体像を写真に撮りたいんだが、ガラス窓に向かいの家が強く映ってよく見えない( ̄▽ ̄;)
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仕方が無いのでカメラをガラスにピッタリ付けて撮る。
中には水道管のような長い円筒状の物が入っているんだが、実はこれ、戦時中に作られた魚雷なんである。
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昭和5年(1930年)当時、海軍から来た魚雷が石の台の上に乗せられた状態で旧江間小学校校庭に展示されていた。11月26日、そこに起こったのが丹那断層を震源とする北伊豆地震(マグニチュード7.3)だ。

(丹那断層公園解説板より)
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地震の衝撃で揺れ動いた魚雷は台石のトンガリ部に擦り付けられて引っかき傷が付けられた。つまり、地震の揺れ方がそっくりそのまま魚雷に刻印されている天然の地震計となってしまったのだ。

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細かいことを言うと、必ずしも地震の揺れを正確に刻印してはいないと思うけど。。。でもまぁ、大体合ってるし、面白い現象なのだ。
この魚雷は人工物でありながら国の天然記念物となっている。普通、“天然”記念物と言えばトキとかイリオモテヤマネコとか屋久杉とかの自然物なので、これは非常に珍しいのだ。


正面側の窓から見ると後ろに同じような台石がある。
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以前はこっちに乗っていた物を見易くする為に前に移動したのだそうだ。台石ごと移動するわけじゃないのか。



因みに丹那断層を震源とする北伊豆地震は700年〜1,000年の周期で発生していて、前回の地震が1930年なのでこの先数百年は起きないのだ。
江間小学校跡地は今は公園になっている。学校だっただけあってとても広い。
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最近の世間を見ていると、IT技術の進歩に釣られるかのように人の中の知性の占める割合がどんどん多くなって来ていて、感性や野生といった感覚的なものが軽視されているような気がする。知性に偏っているから個性が乏しい平凡な人となりとなってしまうのだ。
しかし、所詮地球という天体の上でしか生きることの出来ない人類は自然の感覚を手放して生きることなど出来ない。

来るべき南海トラフ地震は現代文明にピリオドを打つ「恐怖の大王」でありながら、同時に本当のことを人類に教えてくれる「救世主」でもあるように思う。



《関連記事》
2016年2月21日『南海トラフ巨大地震』

http://rackasey.seesaa.net/article/434079294.html


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posted by らっかせい at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 伊豆の国市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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